カレーエンジニアのブログ

とあるエンジニアがカレーへの情熱を綴ります。

高砂の古民家に食べるスープカレー「カヨカリ」

はじめに

2016年ラストカレー。帰省するとなぜか朝方まで飲んで14時に起きてカレー食えねぇまま夜になってまた飲みにでかけるという生活になる。よろしくない。

今回行くカヨカリ、福岡の友達にオススメされた店。

公式HPもなし、FaceBookTwitterも長いこと更新されていない。Retty貼っておきます。

retty.me

年末の営業時間

僕とカレーの話をしたあと食べたくなったといってカヨカリに行ったみたいでそのとき年末の営業時間を聞いてもらいました。

  • 今日(28日)カレーがなくなるけど、もう一回作ろうと思うので、年内はそれがなくなるまで
  • 3日スパンでカレー作るので、29,30は確実にあいてる
  • カレーが残ってれば31も開ける
  • 年始は平日の1月3日から

はい。年末の営業日すらカレーの残り具合で決まるんですね。ゆるい。

普段の営業時間

強力な口コミが続きます。

  • 12時には開けたいけど、今日は昨日遅くて少し時間が過ぎた
  • 13時くらいに来てもらったら確実
  • (友人は)いつも12:40〜12:50の間にお店に到着するけど閉まってたことはない

12時には開けたいという願望込みの営業時間です。ゆるい。

お店の入り方

  • お店入ったら特に案内されないから、そのまま勝手に上がって好きなとこに座る
  • お水持ってきてくれて、スープカレーとタイカレーどっちにするか聞かれます
  • スープカレーしかないときもある

というわけで心構えもできたので行ってみましょう。

外観

ちなみにgoogleに経路を聞いてみると裏側を案内されるので気をつけてください。裏道ではなく大きな道側にあります。

わかりやすい看板が道に出ているので安心。まったく表示のない民家に突撃しないといけないかと思った。

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あいてるっぽい。完全に家。

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中へ

事前情報通り、どこでもいいとのことなので勝手にあがって勝手に座る。中にはお客さんが1人いました。やってるみたいでよかった。ちなみにこの日もタイカレーはなく「スープカレーしかないです」と言われて了承しました。メニューという概念がない。

先に入ってたお客さんも含めて20分ぐらい待ちます。一生懸命作っていらっしゃるようなので本でも読みながら待ちましょう。ちなみに超落ち着きます。

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情報アーキテクチャ 第4版 ―見つけやすく理解しやすい情報設計

どこでもいいです、は席の上に貼ってあるのでどこでもいいところに座った後目につくことになります。喫茶もやっているようですね。

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カレーを食べる

スープカレー、到着です!具たくさんだー!

ゆで卵、ウインナー、ナス、芋、揚げ出し豆腐、かぼちゃ、レンコン、ネギですね。

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僕、カレーの具でナスが一番おいしいと思ってるんですよ。もちろんこの店のナスもおいしい。あの柔らかな食感とにじみ出る特有の甘み。カレースープと溶けるように口に吸い込まれます。

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これ、ハンバーグっぽい何かかと思ったら中身お芋さんでした。ほろっと割れちゃうので女性を扱うように丁寧に触りましょう。

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スープカレーこそが具を味わう要素が強いなーと思います。カレーに具、なくていいんじゃないかとすら思うんですが、スープカレーの場合はスープと一緒に、(ごはんのように)一緒に食べて味わう感覚があるなぁ、揚げ出し豆腐なんでカレーに入ってるの見たことないですが、一口大に割ってから、ご飯と同じ感覚でスープと食べてみてください。いける。

そんなこんなで具とスープの組み合わせをいろいろふむふむと味わっていたら最後ご飯が余っちゃうので注意。

スープカレー

さて、ただ紹介するだけでは面白くない、のがポリシーであるこのブログ。スープカレーの歴史と具のセオリーについて学んでみましょう。

スープカレーは、日本のカレー料理のひとつ。札幌の発祥であり、そのヒントになったのは中国・朝鮮の薬膳スープ、南インド・スリランカインドネシア・タイなどの汁気の多いカレー等である。

スープカレー - Wikipedia

はい、ご存知の通り札幌発祥ですね。札幌の友人がスープカレーマニアなので、スープカレーは僕はあんまり手をつける予定がなかったのですが、出会ってしまったので仕方がない。

とはいえ、汁気が多いだけでは先日食べたスリランカカレーもそうなので、定義がイマイチはっきりしません。

普通に「カレーライス」と呼ばれているものは、「ルーカレー」と呼んで区別され、全く別物です。また、「インドカレー」と呼ばれるあまりとろみのない汁気の少ないカレーとも、「タイカレー」と呼ばれるココナッツを使用したカレーとも全然違っています。 一般的なルーカレーとの大きな違いは、小麦粉やバターを使用しないところにあります。 「小麦粉とバターを使わない」というのがまずスープカレーの特徴と聞いたところで、イメージが沸きましたでしょうか??? 断じて普通のカレー(ルーカレー)を薄めた「緩いカレー」がスープカレーではありません。 そして、加えて言うなら、そのスープがさらさらしているのもまた特徴です。ルーカレーのとろみのあるカレーとも違い、インドカレーのような野菜から出た水気のみで汁気の少ないカレーとも違います。まさに「スープ」なカレーなのですよ。

currytopi.com

小麦粉やバターを使用しない汁状のインドカレー・タイカレーも存在すると思うんだよね。

マジックスパイスで「スープカレー」という"名前"で爆発的に広がったということもあり、ルゥカレーとの差別化はできると思いますが、じゃあ他の国の汁状のカレーとどう違うの?というとそこは曖昧な感じですね。

ルーツ的にはインド・タイのカレーのうち、スープ状のものをヒントにして、広がっていったというところで定義ははっきりしないようですね。

ちなみにスープカレーは札幌にいったときに食べたsuage+がとても美味しかったのでそれ以来食べてません。笑

札幌スープカレー すあげプラス - suage+ -

なぜ福岡でスープカレー

店主の佐々木加代さんが札幌にいたみたいですね。

福岡市出身で、東京の音楽学校に行きました。 札幌の自衛隊の音楽隊に入隊。 現在は福岡で スープカレー屋の店主をいたしております。

おわりに

高砂スープカレー、カヨカリ。タイカレーもやってるようなのでそっちも食べてみたいですね。近くにお立ち寄りの方、営業時間はゆるいですが、タイミングがあったら行ってみてください!